シニア初心者でも分かる!パソコン用語を簡単解説① デスクトップ、ウィンドウ、アイコン他

パソコンを使い始めたばかりのシニアの皆さん、こんな経験はありませんか?「アイコンって何?」「デスクトップってどこ?」「ダブルクリックってどうやるの?」。

パソコンを操作するうえで、専門用語が多くて困ってしまうこと、よくありますよね。でも安心してください。

これらの言葉や操作は、最初はちょっと難しく感じるかもしれませんが、仕組みを知れば意外と簡単です。

このブログでは、特に初心者のシニアの方々に向けて、パソコンの基本用語や操作をわかりやすく解説します。一緒にゆっくり進めていきましょう!

最初の一歩を踏み出せば、きっとパソコンが楽しく便利な道具に変わりますよ。

用語

「デスクトップとは」
「ウィンドウ」
「アイコン」
「クリック 」
「ダブルクリック」
「右クリック」
「カーソル」
「ドラッグ&ドロップ」
「タスクバー」
「ファイル」

デスクトップ

デスクトップとは?

パソコンの電源を入れて起動すると、最初に表示される画面のことを「デスクトップ」といいます。

これは、現実の机(デスク)の上に例えると分かりやすいです。机の上に必要な書類や道具を置いて作業しますよね?パソコンの「デスクトップ」も同じように、よく使うアイコン(アプリやファイルの入り口のようなもの)が並んでいて、ここから作業を始めます。

デスクトップとは?

デスクトップには何があるの?

1.壁紙(背景)

デスクトップの一番後ろに表示される画像や色のことです。 ご自身で好きな写真や絵に変更することもできます。

壁紙

2.アイコン

小さな絵のようなマークがデスクトップ上に並んでいます。これを「アイコン」といいます。

フォルダの形をしたアイコン → ファイルをしまう引き出しのようなものです。

アプリのアイコン → アプリを開く入口です。たとえば、インターネットやメールを開くものがあります。

アイコン

3.タスクバー(画面の下の細長い部分)

デスクトップの下にある帯状の部分です。ここには、現在使っているアプリや時計、スタートボタンなどが表示されます。

タスクバー

デスクトップの役割

デスクトップは、パソコンを使うときの「作業の始まり」となる場所です。 机の上を整理すると作業しやすくなるように、デスクトップもアイコンを並べ替えたり不要なものを片付けることで、より使いやすくなります。

ウィンドウ

ウィンドウとは?

「ウィンドウ」とは、パソコンの画面に表示される「四角い枠」のことです。この枠の中で、インターネットを見たり、文章を作ったり、写真を編集したりといった作業を行います。ウィンドウは、現実の「窓」にたとえるとイメージしやすいです。

たとえば、家の窓を開けると景色が見えますよね。同じように、ウィンドウを開くと、その中で作業ができる「景色」が広がります。

ウィンドウとは

ウィンドウの主な特徴

1.タイトルバー(上の部分)

ウィンドウの一番上には「タイトルバー」という帯があります。ここにはウィンドウの名前(たとえば「インターネット」や「ワード」など)が表示されます。

タイトルバー
タイトルバー

2.最小化、最大化、閉じるボタン(右上のボタン)

最小化:ウィンドウを一時的に隠して、タスクバーにしまいます。

最大化:ウィンドウを画面いっぱいに広げます。

閉じる:ウィンドウを閉じます。

最小化、最大化、閉じるボタン

3.枠(境界線)

ウィンドウの外側の線は「枠」といいます。枠をつかんで動かしたり、広げたり、縮めたりできます。

枠

4.中身(内容)

ウィンドウの中には、そのアプリや作業の画面が表示されています。たとえば、文章を書く場合は文字が表示され、写真を見る場合は写真が表示されます。

ウィンドウの使い方

・ウィンドウを開く

アイコンをクリックすると、そのアプリやファイルがウィンドウとして開きます。

・ウィンドウを切り替える

複数のウィンドウを開いているときは、画面の下にある「タスクバー」で簡単に切り替えられます。

・ウィンドウを閉じる

作業が終わったら、右上の「×(バツ)」ボタンをクリックして閉じます。

ウィンドウのイメージ例

たとえば、作業机の上に本を何冊も広げているとしましょう。それぞれの本が、パソコンで言う「ウィンドウ」にあたります。必要な本(ウィンドウ)を開いたり閉じたりして、効率よく作業できます。

アイコン

アイコンとは?

「アイコン」とは、パソコンの画面に表示される小さな絵やマークのことです。この絵は、それぞれ特定のアプリやファイル、フォルダなどを表しています。アイコンをクリックすると、そのアプリが開いたり、ファイルが表示されたりします。

アイコンとは

たとえば、机の上にある「本の表紙」を見ると、その本の中身が何かわかりますよね?アイコンは、その「表紙」のような役割をしています。

アイコンの役割

1.アプリを開く

アイコンをダブルクリック(2回素早くクリック)すると、そのアプリが起動します。

たとえば:

地球儀のようなアイコン → インターネットを使うアプリ
手紙のようなアイコン → メールを送るアプリ

2.ファイルやフォルダを開く

フォルダの形をしたアイコン → 中にしまったファイルを開けます。
ファイルの形をしたアイコン → 作成した文章や写真などを見ることができます。

3.わかりやすく整理する

アイコンは、作業を始めるときの「入口」として、デスクトップやフォルダの中に並べられています。自分で位置を動かしたり、わかりやすい名前をつけたりして整理できます。

アイコンの例

以下のようなものがあります。

・ゴミ箱

ゴミ箱のアイコンにいらないファイルを入れると削除できます。見た目も「ゴミ箱」なので、直感的にわかりやすいですね。

・地球の形

インターネットを使うためのアイコン。たとえば「Edge」や「Chrome」と呼ばれるものが一般的です。

・フォルダの形

書類をしまう引き出しのようなもので、中に他のファイルやフォルダを収納できます。

アイコンの使い方

1.クリックする

必要なアイコンをクリックすると、そのアプリやファイルが開きます。

2.動かす

デスクトップ上のアイコンをつかんでドラッグ(押したまま動かす)すると、好きな場所に移動できます。

3.整理する

いらないアイコンは削除したり、使いやすい場所に並べ直したりできます。

こんな質問ありませんか?

・「アイコンがたくさんあって混乱する」

→ 必要ないものは整理したりフォルダにまとめたりできますよ。一緒にやりましょう!

・「アイコンの名前を変えられる?」

→ はい、右クリックをすると名前を変更できます!

クリック

クリックとは?

「クリック」とは、 マウスのボタンを軽く押すことを指します。パソコンでは、クリックをすることで「選ぶ」や「指示を出す」操作をします。たとえば、アイコンをクリックすると、そのアイコンが示しているアプリやファイルが開きます。

マウスには普通、 左側のボタンと右側のボタンがあり、多くの場合は 左のボタンを使ってクリックします。

クリックの種類と使い方

1.左クリック(1回クリック)

マウスの左側のボタンを1回軽く押します。
例:アイコンを選んだり、メニューを開いたりします。

左クリック

2.ダブルクリック(2回素早くクリック)

左側のボタンを2回連続で、すばやく押します。
例:デスクトップのアイコンをダブルクリックすると、そのアプリやファイルが開きます。

ポイント: ゆっくり押しすぎると「1回のクリック×2」と認識されるので、軽くトントンと押してください。

3.右クリック(右側のボタンをクリック)

右側のボタンを1回軽く押します。
例:何かを右クリックすると、「メニュー」が表示されて、そこから色々な操作を選べます。

右クリック

4.ドラッグ(クリックしたまま動かす)

左のボタンを押したまま、マウスを動かす操作です。
例:ファイルやアイコンを別の場所に移動するのに使います。

ドラッグ

クリックの練習方法

1.マウスの持ち方

マウスを軽く握り、人差し指を左側のボタンに置きます。 薬指や小指は右側のボタンに触れないようにしましょう。

2.ゆっくり試す

アイコンにマウスポインター(矢印)を合わせ、左のボタンを1回押します。 これが「左クリック」です。

次に、アイコンをダブルクリックしてアプリを開いてみましょう。

3.右クリックを試す

アイコンを右クリックして、出てくるメニューを確認してみます。 「開く」「削除」など、たくさんの選択肢が表示されます。

よくある質問とアドバイス

・「ダブルクリックがうまくできません」

→ 最初は難しいかもしれませんが、少し練習すれば慣れますよ。 タイミングを「トントン」と意識してやってみてください。

・「クリックしても何も起こりません」

→ マウスポインターが正しい場所にあるか確認しましょう。 矢印が対象物(アイコンなど)の上にあることを確認してください。

クリックは、パソコンを使う上で基本中の基本の操作です。でも最初は慣れるまで少し練習が必要です。
一緒にゆっくり練習して、自然に使えるようにしていきましょう!

ダブルクリック

ダブルクリックとは?

「ダブルクリック」とは、 マウスの左側のボタンを素早く2回連続で押す操作 のことです。 主に、 アイコンを開く ときに使います。

たとえば、デスクトップ上にある「地球のマーク(インターネットのアイコン)」をダブルクリックすると、インターネットが開きます。この操作が「入口のドアを開ける」ようなイメージです。

ダブルクリックのやり方

1.マウスポインター(矢印)を合わせる

まず、画面の中で矢印を動かし、クリックしたいアイコンの上に合わせます。

2.左ボタンをトントンと押す

マウスの左側のボ 左側のボタンを「トントン」と素早く2回押します。

・ポイント1
押す間隔が長いと「2回のクリック」と認識されず、失敗します。 軽くリズムよく押すのがコツです。

・ポイント2
ボタンを押すときに力を入れすぎないようにしましょう。

ダブルクリックでできること

1.アプリを開く

たとえば、デスクトップにある「ワード」のアイコンをダブルクリックすると、文章を書くアプリが開きます。

2.フォルダを開く

フォルダのアイコンをダブルクリックすると、その中に入っているファイルを確認できます。

3.ファイルを開く

写真や文章のファイルをダブルクリックすると、その内容が表示されます。

よくあるつまずきポイントと対策

1.「ダブルクリックが速すぎたり遅すぎたりしてうまくいかない」

→ 最初はタイミングが難しいですが、「軽くトントン」とリズムよく押すことを意識してみましょう。 メトロノームのように「ト・ト」という感覚です。

2.「ダブルクリックしても反応しない」

→ マウスポインター(矢印)が、アイコンの上に正確にあるか確認してください。 少しずれていると動作しないことがあります。

3.「どうしてもダブルクリックが難しい」

→ そんなときは「1回クリックで済む方法」もあります。設定を変更することで、1回のクリックだけでアイコンを開けるようにできます。必要なら一緒に設定を変えてみましょう。

練習のポイント

1.デスクトップにあるアイコンを使って、ゆっくり練習してみましょう。 慣れるまで焦らず、何度でも試して大丈夫です!

2.最初はダブルクリックを意識しすぎると力が入るので、「軽くトントン」と押すことを心がけてください。

ダブルクリックは、最初は少し難しく感じるかもしれませんが、繰り返し練習するとすぐにできるようになります

右クリック

右クリックとは?

「右クリック」とは、 マウスの右側のボタンを1回押す操作 のことです。この操作をすると、「何ができるか?」という選択肢(メニュー)が表示されます。このメニューは「右クリックメニュー」と呼ばれ、次に何をするかを選ぶための便利なものです。

たとえば、紙の上で右クリックをすると「ここで何ができるのか?」を教えてくれる道具箱を開くようなイメージです。

右クリック

右クリックの特徴

・左クリックと違う役割

左クリックが「選んだり開いたり」するために使うのに対し、右クリックは「その場所で何ができるか」を確認するために使います。

・メニューを開く操作

右クリックをすると、画面のその場所に応じたメニューが表示されます。このメニューから、削除やコピー、名前の変更などを選べます。

右クリックのやり方

・マウスポインター(矢印)を合わせる

右クリックしたい場所にマウスポインターを動かします。

・右側のボタンを1回押す

マウスの右側のボタンを1回軽く押します。すると、その場所でできる操作がメニューとして表示されます。

右クリックでできること

1.アイコンやファイルの操作

アイコンやファイルを右クリックすると、次のような選択肢が出てきます。

・開く :ファイルを開きます。
・コピー :そのファイルを複製します。
・削除 :いらないものをゴミ箱に入れます。

2.デスクトップの操作

デスクトップ上で右クリックすると、背景を変更したり、アイコンを整理したりするメニューが表示されます。

デスクトップの操作

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